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新年を迎え、すでに半月が経過しました。今年は暖冬という報道が続いていますが、やはり最近は冬でも温かくなってきたなと感じてしまいます。

 私が幼い頃は、今のように暖房機器も十分に普及していませんでしたから、その感覚で考えると、昔は寒かったということになります。電化製品の進歩により、人の生活パターンも変化してきました。

 例えば、今から20数年前は、ワープロが主流で、パソコンの普及率は微々たるものでした。しかし、今やワープロ機にお目にかかる機会もなくなり、主流はパソコンとなりました。文書をおこすのに、誰もがパソコンで作成します。

これは便利で、非常に使い勝手はいいのですが、それに慣れてしまうと、ついつい手紙やはがきというものを、直筆で書かなくなります。

 そこで私の場合は、なるべく手紙などを、筆で書くように心がけています。硯で墨をすってとまではいきませんが、筆ペンでもって和紙にしたためて、手紙を書きます。

 対外的に付き合いのある企業関係者やお客様への手紙が多いのですが、ほとんどは礼状が多いかと思います。他者より何らかの施しを受けたから御礼の気持ちを添えて書いていますが、単純に文字を並べる作業とは違い、気持ちを文字に込めて、そして一字一字丁寧に書くように心がけています。

 あんしんネットのスタッフにも、手紙を出すことの大切さを伝えているのですが、まだまだ十分にできていないようです。

 昔から、「文字は体を表す」「書は人なり」と言われています。私は、実にその通りであると思います。

 失礼ながら人が書いた文字を見て、「この人は几帳面な性格だ」、「大雑把で雑な性格だ」というのが伝わってきます。また、書き順なども見ると、字を良く書いているか、いないかはすぐにわかります。筆跡を見るだけでも色々と考えることだらけです。

ですから、スタッフには、まずは字を書く練習は必要であると伝えるのです。書くことを意識すれば、文字は綺麗になっていきます。裏を返すと、書くことをしないから、益々下手な文字になるのです。

私たちがお客様から見積もりの依頼をいただくと、必ずお客様の前で見積書を記入します。その時記した文字が綺麗であるか、汚い文字であるかは、当然見られてしまいます。

私がお客様の立場であれば、汚い文字を書く人には依頼はしたくありません。丁寧で几帳面な文字であれば、整理作業も丁寧にやってくれるだろうと思うからです。汚くて雑な文字であれば、仕事も雑にやるのだろうと考えてしまいます。これだけを見ても、やはり丁寧な文字で見積書を記入することは大事であると思います。

パワハラのように伝わるかも知れませんが、「こんな下手な文字は書くな。これではお客様から仕事はいただけない。字の練習をしろ」と言ってしまいます。

でも、これは大切な心持ちであると思います。

字が上手であれば、本人の評価は高まります。将来的に本人に子供ができれば、その字が上手であれば、子供は必ずそれを見習います。教育的にも良い効果が生じます。ですから、口を酸っぱくして言い続けていきたいものです。

先日の現場で、お客様より差し入れのお菓子やお茶を頂きました。現場に出る者としては有難いことです。その御礼も兼ねて、遺品整理でしたので、遺品を手にして感じたことなども手紙にしたためました。

 お客様より、すぐにハガキをいただきましたが、文面を読んでみると、ご本人の「心の整理ができた」ことを確信しました。心の交流とは、おそらくこのようなことだと思うのです。また、遺品整理人として、一番嬉しい瞬間です。

 こんな嬉しさをより増やすためにも、これからも手紙は書き続けていきたいものです。

 明日は関東地方でも降雪の予報が出ています。雨にも雪にも負けずに、真心こめた整理を続けていきます。来週は大きな現場での監督入りです。まだまだ頑張ります。

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