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遺品整理を行なっていて考えることの一つ。

「孤独死を無くすには、何をどうすればいいのか」

大きなテーマです。

昨日の現場は、生活保護を受けていた60代男性の遺品整理。
家財の量は、6㎥。
ワゴン車1台分くらいのもので、少ない物量です。
しかし、死後3週間。

室内には死臭が漂い、ハエが飛び回っている状態。
臭いを落とすために、見積もり時に消臭機を入れて、
作業時には、オゾン臭が漂う状況。

生活保護を受けられていたのですが、
本人は就職活動もしており、室内はいたって整理整頓されていました。
質素に、そして保護から離れるための努力を故人はしていたようです。

室内には、多くの履歴書があり、ハローワークを訪れた形跡もあり、
日々、職を探し、現在の生活を変えたいという想いが、
室内から伺えます。

でも、突然訪れた死。

フローリングにのこった人型を見ると、涙があふれます。

悲しさ。
故人の無念さ。
他にも、さまざまな思いがこみ上げます。

そんな時、私は、そっとその場に寄り添い、
心で故人に話しかけています。

人型を消す作業を伴いながら・・・。
もっと早く、故人によりそって、何とかできなかったのか。
それをやるのは?
行政か、民生委員か、民間か?

私は思うのです。

「生きる」ということを、今の日本人が、真摯に考えるべきである、と。

人は「死ぬ」ことが、もっとも恐ろしいと考えます。
だから、太古の昔から、死は忌み嫌うものとして、避けられてきました。
でも、それは避けるものではなく、「死」を見つめて、
「死」から学ぶべきものを直視すべき時を迎えています。

私たちの遺品整理の現場は、常に死を見つめています。
孤独死対策も、そんな現場の様子が、対策の一助になると思います。
故人が亡くなる前に何を思い、そして、どのような行動をとっていたか、
それを検証することも必要です。
いまだ孤独死された方々の統計は正確に出ていません。
今後まだ増加の一途をたどる孤独死。
現場より情報を発信して、その増加に歯止めをかけたいものです。

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