会議用のテーブルや椅子、オフィスのデスクやキャビネット。
仕切りにしているパーテーションの撤去など、不用品と引っ越し便を伺い、さて金額の算定です。
不用品とはいえ、まだまだ十分に使用できるものは買取を行ない、依頼者に対しては有利になるように、なるべく高い金額をつけるようにしています。
あんしんネットの見積もりでは、買取金額12万円で、その他の処分、さらに引っ越しを含めると、先の買取を差し引いて「17万円」ですべてが行なえる料金を提示させていただきました。
2日後に、依頼の電話が入りましたが、その時に伺ったことには、目が点になってしまいました。
依頼主は、実は品川区と大田区にある整理・不用品回収業者4社に見積もりを出しており、その見積金額にあまりにも違いがありすぎることに驚いたそうです。
金額を並べてみると、大田区の会社は「42万円」。
品川区では、「36万円」と「23万円」。
あんしんネットは、「17万円」という内容です。
大田区の会社では、引っ越しはできないということになり、不用品整理だけの金額提示だそうです。
見積をさせていただいた側で言うと、明らかに法外な見積もり料金としか言いようがありません。
他社の悪口は言いたくはありませんが、現実にそのような法外な見積もりをしている業者がいることに驚きを禁じえませんでした。
最近、関東圏の葬儀社より、「今付き合いのある遺品整理会社の料金体系が、どうもお客様から高いというクレームがはいるんだけど、あんしんネットさんで見積もりをやってもらえないか」という連絡が良く入ります。
会社名を伺うと、「なるほど」とうなづける名前であり、こちらとしては驚くことでなく、「またか」と、首をたてに振ってしまいます。
あんしんネットでは、遺品整理の料金体系を、適正なものとするために、多くの情報を開示しています。
他社がそれを見て、適正な価格に料金を引き下げることは大歓迎ですし、それでなければ依頼者側に余計な負担をかけてしまいます。まさに人の弱味につけこんだ商法となってしまいます。
具体的な一例を記してみましょう。
家電リサイクル料について、以前このブログでも紹介しましたが、家電品目によって料金に違いがあります。
テレビ（１５型まで）1,785円、それ以上は2,835円
冷蔵庫（１７０ℓまで）3,780円、それ以上は4,830円
洗濯機は2,520円
エアコンは2,625円
消費者の方が、家電リサイクル品の集荷場に持ち込みをすれば、上記の料金ですむのですが、大半が家電取扱店や回収業者に依頼して、運搬料を足した金額を請求されます。
消費者がわからないうちは高い金額を請求しようという考えのある業者は、それこそ考えものです。
ホームページで、どの業者もリサイクル料金を提示していると思っていましたが、あえて掲載していないか、別途料金がかかりますという表現の業者が多いこともわかります。これも困ったものです。
冷蔵庫と小型テレビのリサイクル料金が同じという会社があるならば、「?」。
洗濯機のリサイクル料金・運搬料の値段が、7,000円以上という料金設定ならば、「?」。
家電4品目が全て同じ料金ならば、「????」。
整理業者が不当な請求をすることだけは避けたいものです。
■参考
・大田区での家電リサイクルの処分について
