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遺品整理の際に、故人が収集した古美術品をどうするか、遺族が困惑するケースがあります。
昨日の遺品整理の見積もりでも、骨董品の買取り希望があり、古美術商の社長同道のもと、現場入りしました。

現場は、遺族が約3か月にわたりお母様の遺品整理をされており、細かな不用品などはすべて片付いています。
残ったものは、大型の箪笥や本棚、食卓セットや家電製品などです。
また、形見分けが終わり、最後にのこった掛け軸や絵画、骨董の類が一室に集められています。
遺族曰く、
「古いもので目利きができずに、価値があるかどうかもわかりません。
また、親が集めたもので、ゴミとして捨てるには、どうしても気が引けるので、
どなたかに使ってもらいたいんです」

私自身、陶器や書画や絵画などはある程度の目利きはできるのですが、果たしていくらの値を付けるかは、
その時々の流通事情もあり、なかなか難しいものがあります。
依頼者にとって、少しでも有利になるようにとの配慮で、
買い取りはほとんど古美術商を伴っておこなうように心がけています。
また、いったん買い取りをして、それを転売するということであれば、
明らかに中間マージンが発生しますから、依頼者に不利益をもたらします。
あんしんネットの仕事は、あくまでも遺族の立場でのものです。

さて、掛け軸を開いてみると、状態が悪く、前面にシミが浮かび上がっています。
風帯にしても折り方が正式なものでなく、一見してその価値があるか否かがわかってしまいます。
古美術商の社長は、一点一点を丁寧に調べつつ、たとえば「風帯」とはなんぞやと、講釈をしていきます。
私にとってはすごく勉強となるのですが、依頼者もわかりやすい解説に大喜びです。
茶碗などの鑑定でも、「いつの時代の何々焼き」というように、一瞬で回答が出ますから、大助かりです。
着物の買い取り依頼もありましたが、戦後に仕立てられたもので、紬以外はほとんど値が付かないというものでした。
しかし、見積もり金額の提示を行なうと、依頼者側としてはそこまでの期待はされていなかったようで、
満足気味の笑顔を見せられました。

先日も遺品整理と骨董品買取りの見積もり依頼があり、現場へ伺うと、
依頼者が手配した古美術商が見積もりを行なっていました。
傍でその説明などを聞いていましたが、適当なことを並べ立てて、その鑑定眼のなさに呆れかえった次第です。
価値ある物が見抜けずに、結果として依頼者への買い取り金額は下がってしまいます。
骨董品や古美術品の買い取りを希望される場合は、性急にことを運ぶのではなく、
目利きのできる古美術商を見つけるように心がけて下さい。
古美術商も、ネットだけで行なっている業者がいます。
できるならば、店舗をきちんと構えて、店主の顔が見える、そんなお店が良いようです。

ちなみに私たちの遺品整理現場では、良く空の桐箱を見かけます。
中には、茶器や陶器、花瓶などが入っていたのでしょうが、
表書きや裏書を拝すると名のある作家の作品が中に入っていたと思われます。
遺族が形見分けをした際に、中身だけを持ち出したのですが、作品と桐箱は一体のものです。
価値あるものも、桐箱がないために、その価値がなくなってしまいます。
ですから私たちは現場作業のあとに、確保した桐箱などを遺族へと渡します。
これも、あんしんネットが心がける作業の一つです。

木枯らし吹きすさぶこの頃。
この寒さに負けずに、遺品整理や福祉整理にスタッフは今日も出動です。

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■ 「遺品整理人 谷崎藍子3~48年目の証人~」11月5日(月)よる9時放映されました
あんしんネットが全面遺品整理を監修。私も谷崎藍子の部下役としてドラマに出演しています。

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