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「もう、帰っていいですか?」

最近、口癖になっている言葉の一つです。
何故か、現場に向かう途中に、弟子たちに連発します。

人それぞれで、
「いいですよ!」という者がいれば、「朝から何を言っているんですか?」と、返事はさまざま。
でも、心の中では、やはり帰りたい自分がいるのです。

その理由は、連日の現場に追われ、心身ともに疲れ果て、現場に行きたくないという自分がいるのでしょう。

ここ連日、孤独死はじめ変死現場の整理が急増しています。
福祉整理の現場作業をしているときに、緊急連絡で、孤独死現場への見積もりに急行するということも、日常のようにわが身にふりかかってきています。
昨日も、午前中に孤独死現場の見積もりで、午後からは横浜の地域包括支援センターでの講演へと向かい、講演が終わった後には、疲労感が漂います。

この時期は、いつなんどき変死現場の見積もりが入ってもいいように、移動する車には、通称「Sセット」を積み込んでいます。
その名の通り、「スペシャルな資材セット」というもので、消臭機はじめ、孤独死現場の応急処置に対応できる装備が整っています。

先日は埼玉県の南部で福祉整理を行ない、そろそろ現場も終了するというその時に、埼玉県の北西部で孤独死現場の見積もり依頼となり、
急遽現場へと向かうことになりました。

たまたま、弟子と二人で整理にあたっており、思わず、
「もう、帰っていいですか?」と、言葉を投げかけると、
「だめです」と、あっさり却下されてしまいました。
私は、夕刻に都内で、それもスーツに着替えての見積もりでしたから、
「臭いが衣服に付くとまずいから、電車で見積もりに行く」と主張したのですが、弟子は私の電車での移動時間や処置時間をはじきだし、
時間に余裕があることを知り、私も連行されることとなりました。まさに強制連行です。

しかし、心の中では、「もう、帰りたい」との気持ちでいっぱいです。

孤独死現場では、残念ながら現場へと突入を余儀なくされて、やはり身体や衣服に死臭がまとわりつく有様。その後の見積もりへは、
衣服を着替えてのぞむこととなりました。

今年は猛暑続きで、孤独死現場の発覚が例年と違い1月遅れで続いている状況です。
暑さに耐えることができずに、残念ながら自室で息を引き取られていたというものですが、
これからは、温暖差に耐えることができなかった方の現場が増えていきます。
悲しい現実ですが、生死ということを、あらためて考えさせられます。

しかし、私たちを求めている遺族がいる限り、私は言います。
「もう、帰っていいですとは、決して言いませんよ」と。

連日の現場作業で、若い衆の体力も限界に近づいています。
明日から、弟子の一人に遅い夏季休暇を与えます。
人は、忙しいだけでは決していい仕事はできません。
この際は、大いにリフレッシュしてもらいたいものだと、つくづく思うものです。

明日は、会社近くの遺品整理現場入りです。
路地に囲まれた戸建て現場。
なんと、横持ち100メートル。
私は心の中で、叫んでいます。
「もう、帰っていいですか」と・・・・。

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